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引用元:毎日新聞

いわゆる国会というのは、衆議院・参議院の2つの議会のことを指します。

議会なので、やっていることは同じなのですが、性質や特徴に違いがありますので、その辺りについて書いてみました。

衆議院について

衆議院とは、日本の立法府である国会の議員の一つで、1890年に明治憲法(大日本帝国憲法)に伴って、帝国議会の下院(当時の呼び方は衆議院)として設立されました。

その後、日本国憲法のもとでも、名前は変わらず現在に至ります。

現在の定数は465人(欠員1人)で、4年に一度選挙が行われます。

ただし、衆議院には解散があるため、選挙が4年に一度とは限りません。

衆議院議員には常任委員会(省庁の管轄に基づいています)が設置されており、議員は1つ以上の委員会に所属しなければなりません。

衆議院には議会を運営する議長と副議長が任命されますが、議長は与党の議員、副議長は野党の議員が選ばれることが慣例となっています。

日本における三権分立(国会=立法権、内閣=行政権、裁判所=司法権)の立法府の長が国会の議長(衆議院、参議院)ということになりますが、天皇の任命はありません。

※内閣総理大臣(行政府の長)、最高裁判所長官(司法権の長)は天皇の任命が必要です。

立候補できるのは、25歳以上の日本国民となっています。

衆議院の優越とは?

引用元:首相官邸

衆議院の任期は4年と、参議院の6年に比べて短く、人気途中での解散もあるため、参議院に対して下記のような優越的地位が認められています。

①予算先議権

予算は先に衆議院で審議され、参議院に送られます。

②内閣総理大臣の指名、予算の議決、条約の承認

衆議院と参議院で異なった議決をした場合に、両院協議会を開いても意見が一致しない時や、参議院が 衆議院の議決から一定期間内に議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決となります。

➂法律案の議決

例えば、法律案が衆議院で可決され、参議院で否決された場合、 衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再可決したときは、この法律案は成立になります。

④会期の決定

会期の決定について、両議院の議決が一致しないときや、参議院が議決しないときは、衆議院の議決が国会の議決になります。

➄内閣不信任決議

内閣不信任決議ができるのは衆議院のみで、内閣不信任決議が可決されるか、内閣信任決議が否決された場合、内閣は10日以内に衆議院を解散するか、総辞職しなければなりません。

また、個々の国務大臣に対する不信任決議も行えるが、法的効果はありません。

参議院について

参議院は、衆議院と並ぶ国会の議員の一つで、明治憲法下では貴族院(上院)と呼ばれていました。

貴族院は民選(選挙で選ばれた)議員の衆議院と違い、華族(江戸時代の大名家など)出身者などで構成されていました。

日本国憲法では貴族院を参議院と改め、衆議院と同様に選挙で選ばれた議員にによって構成されています。

参議院の性質とは?

参議院は政権に対して一定の距離を保ち、民意の反映や政府のチェック機能を有し、「良識の府」とも言われています。

ただ、衆議院と同じ議決をすれば「カーボンコピー」と揶揄され、衆議院と反対の議決をすれば「決められない政治」と言われるなど、運営が難しい議会でもあります。

現在の定数は245人で、任期は6年ですが、半数ごとの改選(124名)のために、選挙は3年ごとに行われます。

※参議院には解散がありませんので、選挙は任期満了で行われます。

解散はなく、議長・副議長も衆議院と同様に議長=与党議員、副議長=野党議員が選ばれるのが慣例です。

衆議院同様、常任委員会が設置されており、議員は1つ以上の委員会に属さなければなりません。

立候補できるのは、30歳以上の日本国民となっています。

以上、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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